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教員紹介
船舶の安全な係留と確実な荷役に関する研究を行っています。
キーワード
係留船、荷役、船体運動、長周期波、津波、港湾
専門分野 | 船体運動、係留限界、荷役稼働率、港内静穏度、係留施設 |
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港湾には、風波やうねりだけでなく高々波高は10cm程度ですが周期2~3分の周期の長周期波が来襲し、係留中の大型船に数メートルに及ぶ大きな船体動揺や索切断などの係留事故を生じさせています。 この原因究明や対策に関する研究を行ってきました。 昨今では東日本大震災で被災した係留船の実態調査や津波来襲時の船体挙動の再現を実施して、係留限界や津波対策の検討をを進めています。 |
船舶の安全な運航を支援する航海情報システムを研究しています。
キーワード
航海情報、ビッグデータ
専門分野 | 航海情報システム |
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船舶の運航に必要な情報を統合・分析し、安全で効率的な航海を実現する「航海情報システム」の研究に取り組んでいます。 海上を撮影した画像から船舶を発見しレーダーと照合する「見張り支援システム」の構築や海難事故調査データベースの分析による「事故防止対策」を検討しています。 今後は航海中に衛星経由で陸上と通信し航海を支援する「統合航海情報システム」の構築を目指しています。 |
コンテナ輸送に関する計画立案の最適化について研究しています。
キーワード
空コンテナの回送、折りたたみコンテナの経済性、航路ネットワーク計画
専門分野 | ロジスティクス工学 |
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私たちの日常生活で目にする多くのモノは、海外で作られ、コンテナに入れられて輸入されたものです。 今や世界中を流通するコンテナの数は1,700 万本を超えているといわれています。そのコンテナの運用方法を間違えると、費用だけでなく環境にも大きな影響を及ぼします。 コンテナの望ましい運用方法を探るために、コンピュータ・シミュレーションの技術を使って研究しています。 |
水域施設の設計や海上交通の安全管理に関する研究を行っています。
キーワード
海上交通、航行管理、操船シミュレータ
専門分野 | 海上交通工学、操船運用学 |
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海上交通システムは、基本的には海上を航行する【船舶】、その船を運航する【操船者】、その船と操船者を取り巻く周囲の【環境】の要素で構成されています。仮に、船舶の性能に恵まれ、経験豊富な操船者であっても周辺環境が悪く、適切な情報が入手できなければ、船舶が危険な状態に陥る場合があります。そこで、操船者と船を取り巻く環境に着目し、航路・港湾などにおける環境インフラの改善や海難事故防止を目的とした研究に取り組んでいます。 |
気象・海象を利用した船舶の最適運航について研究しています。
キーワード
気象・海象、省エネルギー運航、安全な航海
専門分野 | ウェザー・ルーティング、最適航路計算 |
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船が安全に航海するためには波の高い海域を避け、揺れの少ない航路を選択する必要があります。 また貨物を安全かつ時間通りに届けることが要求され、省エネルギー運航までも求められています。 ウェザー・ルーティングとは、海上の波、風および海流等すべての状況を考慮・利用することにより船にとって最適な航路を探索し、提供するものです。 |