HOME > 航海工学科 航海学専攻 > 教員紹介
教員紹介
新谷 浩一 (しんたに こういち) 教授・博士(工学) |
|
専門分野 | ロジスティクス |
研究テーマ・研究課題 | 国際コンテナ輸送、航路ネットワーク、空コンテナの回送 |
研究内容 | 【研究1】空コンテナの回送を組み込んだコンテナ船の航路計画 コンテナ船の航路計画に、空コンテナの回送問題を内包して扱うことによって、どのようなコスト削減効果をもたらすのかを検討しています。 現在、世界的規模で貿易不均衡が拡大しています。そのため、コンテナ船の寄港地では空コンテナの過不足問題が深刻化しています。 コンテナ航路の立案においては、これを無視できません。しかし、これまでの研究では、航路計画と空コンテナの回送は別々の問題として扱われてきました。 【研究2】折りたたみコンテナ導入による経済的効果 折りたたみコンテナ(以下、折りコンとよぶ)導入の経済的効果を検討しています。 研究1で示したように現在、空コンテナの回送コストの削減が求められています。 このコンテナは空の状態で折りたたみ、束ねて運ぶことができるので、回送コストの削減が期待できます。 しかし現在、折りコンは実用化されていません。ある研究によれば、その原因の一つに折りコンにどのような経済的効果があるのかが周知されていないと指摘されています。 |
担当授業科目 | 輸送システム設計論、国際物流総論、海運経済論、経営シミュレーション、電子計算機応用 など |
所属学会 | 日本航海学会、土木学会、日本物流学会、日本ロジスティクスシステム学会、日本海運経済学会 |
主な論文・著書 | ・「The Effect of Foldable Containers on the Costs of Container Fleet Management in Liner Shipping Networks」Maritime Economics and Logistics14(4), Palgrave Macmillan, pp.455-479, 2012. ・「折りたたみコンテナによるトレーラ集配送への効果」土木学会論文集 D3, Vol.68, No.5, pp.841-849, 2012. ・「The impact of foldable containers on container fleet management costs in hinterland transport」Transportation Research Part E 46(5), Elsevier, pp.750-763, 2010. ・「Multi-port vs. Hub-and-Spoke port calls by containerships」Transportation Research Part E45(5), Elsevier, pp.740-757, 2009. ・「The container shipping network design problem with empty container repositioning」Transportation Research Part E 43(1), Elsevier, pp.39-59, 2007. |
受験生へのメッセージ | 先行きが不透明な世の中で、どうやったら自分やまわりの人がハッピーな人生を送ることができるのか? その解決方法を一緒に考えましょう。 |
コメント | 趣味:モノクロ写真、珈琲豆の自家焙煎、クルマいじり、ルアー釣り |