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学べること

環境問題を社会と科学の視点から学び、現場の実践力を養う

現代社会の環境問題について、社会科学と自然科学の2つの視点から知識を習得するとともに、地域社会と連携した具体的な活動を行います。自然との共生、環境の修復と保全、エコネネルギーなどについて学び、海洋学部のある静岡沿岸や沖縄地域研究センター、そして海外の現場での応用を通して、実践力を培います。伊豆や沖縄でのサンゴ礁保全や海外でのマングローブ保護など多彩なフィールドが用意されています。


カリキュラム

環境社会学科では、皆さんの勉強したいことや将来の目標に向けて、 社会、生活、科学、経済学などさまざまな視点から環境問題を見つめ直し、 その解決へのアプローチ方法について学ぶことができます。 図に示した科目以外にも、多彩な講義、演習、実習科目が用意されています。

2017年度以前のカリキュラム

2018年度以降のカリキュラム

主な専門科目

マングローブの保全生態学
地球環境を育むマングローブの保護を学ぶ
熱帯から亜熱帯の海岸に広く分布するマングローブは、海や浜辺の生き物のくらしを支えるばかりでなく、 炭素の貯蔵庫として地球温暖化の抑止が期待されています。 また、2004年のインド洋津波ではマングローブ林が自然の堤防として被害を軽減したと報告されています。 この授業では、破壊が進むマングローブ林を保全回復するための基礎を学びます。
里海・里山の創成学
持続可能な環境システムの仕組みを考える
里山とは、人の手で管理され、その自然の恵みを利用している森のことです。 同様に、人が海に手を入れることにより、海の環境を保全し、その恵みを持続的に 利用していこうとするのが里海です。この授業では、里山と里海の仕組みを学びながら、 森と海が川でつながり、一体的な環境システムを成していることを理解します。
地域調査実習
現場の知を求めてフィールドワーク
地域に暮らす人々の現場に出かけ社会調査の知識と技法を学びます。 現場にはさまざまな出会いとドラマが待っています。不安や緊張もありますが、 知らないことを知ることは楽しい経験です。 現場を歩く中で社会調査を企画し、明らかになった事柄を報告書にまとめます。 この科目は「調査の専門家」である「社会調査士」資格の取得要件になります。
環境教育と市民活動
市民レベルで環境問題を考える
持続可能な社会づくりの担い手を育む教育、「持続可能な開発のための教育(ESD)」の 充実が求められています。その実現のためには学校教育現場と地域社会、社会教育施設、 企業などが連携して取り組むことが重要です。この授業では環境教育の歴史と現状などの 基礎知識を学ぶとともに、出前授業の計画立案や、活動助成金申請のシミュレーションを行うなど、 実践的な演習も行います。