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教員紹介

斉藤 雅樹

斉藤 雅樹 (さいとう まさき)



教授・博士(工学)

 

専門分野 環境海洋学、環境保全・災害対応、地域振興、温泉観光文化
研究テーマ・研究課題 ・海洋への油流出事故などの環境災害対応
・海洋型温泉地の観光文化・振興
・タラソテラピー(海洋療法)を活用した地域振興
・地域における観光おもてなしツールの開発
研究内容 柱が二つあります。第一は、海洋環境。 例えば、油流出事故では1997年に日本海側を油まみれにした「ナホトカ号事故」、そして一都市だけでその倍の重油が流出した2011年の東日本大震災。 油の回収・処理において地元自治体、防災関係者、漁業者、廃棄物業者など立場を超えてどう合意形成し、対応するか、必要な対策・ツールをどう適用するかを研究しています。 第二は、地域振興。 海はそれ自体が観光資源であり、海辺にはリゾート地や温泉地がたくさんあります。 各地の特徴に応じた振興策・アイデアを発案し、企画し、実行する必要があります。 素晴らしい地域資源にどうスポットを当て、プログラム化するか。そして必要なツールを開発するか。 いずれも研究に終わらせず「実社会で実現する」ことをゴールとしています。

担当授業科目 海洋文化と資源管理、国際法と海洋法、日本の海業、キャリアデザイン2など
所属学会 日本船舶海洋工学会、日本温泉地域学会、日本温泉科学会
主な論文・著書 ・「杉樹皮製油吸着材の開発と海洋流出油回収への適用」日本造船学会論文集Vol.190,2001
・「Development and water Tank Test of Sugi Bark Sorbent」Spill Science & Technology Bulletin Vol.8, Elsevier, 2003
・「杉樹皮製油吸着材の微生物分解処理技術の実用化」海上防災Vol.129,2006
・「温泉成分と湯の香り」Aloma Research Vol.48, 2011
・「大分の極上名湯」おおいたインフォーメーションハウス、本編2003・続編2012
・「温泉かけ流し支持派の論考」温泉批評2014秋冬号、2014
研究室について 斉藤研究室では「社会に何が欠けているか、それを解決するアイデアは何か」を常に考えます。 海洋環境分野、地域振興分野を中心としますが、限定しません。 興味の持てるテーマを見つけて、どんどん深めてもらいます。新しい提案、大歓迎です。
受験生へのメッセージ 日本は海に囲まれ、内海・遠浅・リアス式海岸と種々の地形を持ち、多様な生物に恵まれた「海の楽園」です。 世界がうらやむ「宝」持ちながら、私たち日本人は海を楽しみ、十分に活かしているでしょうか? 活かせていないとすれば原因があるはずです。地域を発展させ、人々の幸福感を増すアイデアをともに考えましょう。 そしてアイデアをどんどん社会に提案して実現させましょう。
コメント 旅行、クルマ、料理、猫、温泉
研究室ホームページのURL https://sites.google.com/site/saitoonsen/home