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教員紹介

高見 宗広

高見 宗広 (たかみ むねひろ)



講師・博士(水産学)

 

専門分野 魚類学、稚魚分類学
研究テーマ・研究課題 魚類の個体発育に関する研究、駿河湾における深海性漁類相に関する研究
研究内容 ほとんどの海産魚類は親(成魚)と子供(仔稚魚)で大きく形態が異なり、仔稚魚期には、体が棘に覆われていたり、眼や腸が体外へ飛び出すなど特有の形態を持っているものが多く存在します。 それらの親子関係を明らかにするのが稚魚分類学です。 また、形態だけでなく生息場所も成魚と仔稚魚では異なります。 それら仔稚魚期の全貌(初期生活史)を明らかにすることをメインの研究テーマとしています。 研究は、主に調査船を使用した洋上調査を中心に実施し、沿岸域から外洋域の表層から中・漸深層までを対象としています。 そのなかで特に、深海性魚類仔稚魚の鉛直分布や繁殖戦略に興味を持って取り組んでいます。 また、海洋学部の目の前にある駿河湾の深海性魚類相に関する研究も行っています。

担当授業科目 魚類学、魚類学実験、浮遊生物学実験、海洋実習3
所属学会 日本魚類学会
主な論文・著書 ・「日本産稚魚図鑑第2版 沖山宗雄編」東海大学出版会
・「生きざまの魚類学」東海大学出版会
・Larvae and juveniles of Leptoderma Inbricum and L. retropinnum (Argentiformes: Alepocephalidae) collected from Suruga Bay, Japan.
・Ontogenetic development of a rare liparid, Paraliparis dipterus, collected from Suruga Bay, Japan, with notes on its reproduction.
・日本初記録のセキトリイワシ科魚類ヤジリイワシ(新称) Conocara kreffti.
研究室について 2018年から始まった新しい研究室です。
主な卒論のテーマ 「中漸深層における仔稚魚相」、「深海底生性魚類の繁殖生態」、 「外洋性仔稚魚の個体発育」、「生時の仔稚魚の形態」
受験生へのメッセージ フィールド調査が好きで、自ら考え、調べ、行動できる人を歓迎します。 一緒に海に出て、ちょっとマニアックな仔稚魚の世界を覗いてみませんか?
コメント 趣味:生き物の観察・採集・写真撮影(海・川・山まで!)