HOME > 環境社会学科 > 教員紹介

教員紹介

吉田 弥生 width=

吉田 弥生 (よしだ やよい)



助教

 

専門分野 海棲哺乳類学、生物音響行動学
研究テーマ・研究課題 小型ハクジラの超音波によるコミュニケーション、飼育下音響観察のための機器開発
研究内容 身の回りの何気ない動植物を眺めているだけでも、彼らは沢山の生きる術を教えてくれます。 その行動一つ一つに、食を求め、身を守り、世代を繋ぎ、時にサボるために、環境に適応して様々な工夫をしています。 動植物達のサバイバル能力をヒトの生活に生かして行きたいと考えています。 特にイルカ同士のコミュニケーション方法や採餌方法を、行動学や音響学から解き明かし、ヒトが作り上げる社会との類似・相違点を探っています。 イルカ・クジラをめぐる問題は、世界的な問題ですが、科学的視点は常に平等です。科学的な背景と自らの置かれる立場を、考え、伝えていくことこそが必要な時代です。 そのためにも、野生や飼育、国内外にとらわれず、幅広いフィールドで研究を行っています。

担当授業科目 応用環境社会論など
所属学会 生物音響学会、日本生態学会
主な論文・著書 ・「はじめてのフィールドワーク2海の哺乳類編」(吉田弥生・水口大輔他、東海大学出版部)
・「アクリル窓に設置した水中マイクの受波感度-水族館におけるイルカ音声研究の簡便化をめざして-」など
研究室について 本研究室は、2017年春に立ち上げた新しい研究室です。卒業生はまだおらず、これから学生と共に様々な研究活動を進めていきます。 主に音響観測や行動観察を通して、海棲哺乳類学分野にまつわる研究活動を行いますが、生物に関する課題であれば出来る限り希望に沿った研究課題を相談の上で決めていきます。
また、駿河湾などにおける鯨類の観測、水族館施設などにおける観察練習を定期的に行います。興味のある方は、まず研究室にまで、足を運んで下さい。
受験生へのメッセージ 描かない夢は叶いません。苦しくとも自分で決めた道だからこそ、納得できるものです。
海が好き、生き物が好き、そんな学生たちとともに、広い世界を学んでいきたいと思っています。応援しています。