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教員紹介

川上 哲太朗

川上 哲太朗 (かわかみ てつたろう)



教授・博士(工学)

 

専門分野 社会基盤学、防災工学
研究テーマ・研究課題 環境問題や自然災害など、社会が抱える多様なリスクの軽減に関する研究。
研究内容 ・海に暮らす人々と津波災害
 2011年 3月11日に発生した、東日本大震災において、東北・関東太平洋岸で大津波による壊滅的被害に発生しました。 特に、漁業・水産業で生計を立てている人々は、漁港の近くに居住し、生活の経済的基盤を漁船、海面養殖施設や水産加工工場等に依存しています。 このような状況から、漁業・水産業者は津波の被害を受けた場合、生命の危険と生活及び経済的基盤への影響は甚大なものとなることが容易に予測され、 津波に対する漁業者の避難行動や漁船等の対策行動が重要な課題であると考えられます。
 そこで、漁業関係者を対象に、津波に対する避難行動や漁船等の津波対策行動に関するアンケート調査や現地調査を実施しいてます。 さらに調査結果に基づき、津波来襲の危険に対し漁業者の津波に対する避難行動や対策行動と、 その判断要因や発表された津波警報や津波情報に対する意識等について分析を行い、今後の漁業者および漁港における津波対策計画の策定を目指しています。

担当授業科目 里海・里山の創成学、安全安心のまちづくり/td>
所属学会 土木学会、地盤工学会、地域安全学会
主な論文・著書 ・「2010年チリ地震における静岡県内漁業者の津波対策行動調査」
・「島社会から考える開発:奄美・加計呂麻島の社会的ネットワーク」
受験生へのメッセージ 大学における学習や研究は、自ら望んで取り組めば、自分自身にとって大きな成果が得られます。 明確な目的や興味をもって大学へ進学して欲しいと思います。ぜひ、受け身的思考からの脱皮と能動的思考の育成に努めて下さい。