教員紹介
原田 靖 (はらだ やすし) 講師・博士(理学) |
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専門分野 | 固体地球物理学、プレート運動論 |
研究テーマ・研究課題 | グローバルプレート運動論、一億年スケールの地球の自転軸の運動の解析、GPSによる地殻変動データ解析 |
研究内容 | 固体地球物理学全般、主にプレートテクトニクスに関連する諸現象を、地形、重力異常、古地磁気、地震分布、火山年代及びGPSデータ等を使ってグローバルに解析しています。 特に一億年スケールのグローバルなプレート運動や地球の自転軸の運動を新しい手法を用いて独自にモデリングしています。 過去4千7百万年前と6千5百万年前にはプレート運動や自転軸の位置が大きく変化した時期があり、恐竜絶滅の時期や地磁気の逆転の多い時期にも重なるため、この原因を探求しています。 一方、数年・数十年スケールを対象にした地殻変動、地震活動、火山活動も研究しています。 近年のGPS解析技術の進歩により火山噴火前の微小な地殻変動の検知が可能です。 このGPSデータの解析をすることによって将来予想される大地震、火山の噴火活動予測に貢献することも重要なテーマの一つです。 |
主な担当授業科目 | 固体地球物理学 |
所属学会 | 日本地震学会、アメリカ地球物理学連合(AGU) |
主な論文・著書 | ・Harada Y. and Hamamoto Y.「Recent progress on the plate motion relative to hotspots」 Geophysical Monograph Volume 121 ・「The History and Dynamics of Global Plate Motion」327-338, 2000 |
研究室について | 多いときには20人近くの卒研生が来た時もありますが、最近は数人程度なので机やPCを一人ひとりが専有できる環境があります。 研究室内での仕事以外では東京大学、静岡大学、名古屋大学と連携して東海域や駿河湾でのGPS観測活動を定期的に行っています。 卒業後は国立大学の大学院に進む学生が多く、就職先もUNIXや GPS解析の経験を生かした職種に就くことが比較的多いのが特徴です。 |
主な卒論のテーマ | 「日本列島の3次元地殻変動の解析」、「精密なプレートの相対運動の可視化」、「地球の慣性主軸の計算」、 「GPSによる太平洋プレートの内部変形の解析」、「GPSによる東海地方の地殻変動の解析」 |
受験生へのメッセージ | 東日本大震災は甚大な被害がありましたが、日本列島は地震、火山活動の最頻地の1つであり日本人はこれからもずっと自然災害に付き合っていかねばなりません。 今後の大規模な地震や火山災害を減らすためにも一人ひとりが地球科学の基本をしっかり身に付けて欲しいと思います。 |
コメント | サッカー大好き(やるのも、見るのも) |
研究室ホームページURL | http://kutty.og.u-tokai.ac.jp/~harada/ |