教員紹介
馬塲 久紀 (ばば ひさとし) 准教授・博士(理学) |
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専門分野 | 固体地球物理学、地震学、地下構造探査 |
研究テーマ・研究課題 | 駿河湾周辺域における地震活動と地下構造探査 |
研究内容 | 駿河湾は、近い将来発生が懸念されている東海地震の震源域にあたります。ここでは、比較的最近(2009年・2011年)に地震が発生しましたが、陸上観測点では規模の小さい余震活動を明瞭に観測することができません。 そこで海底地震計と呼ばれる海底観測機器を展開し、東海地震の前兆現象の研究行っています。 また、海底下の物理探査においても観測機器の開発や資源探査のための調査を行っています。 現在浅海域で実施が可能な「3D精密反射法音波探査機器の開発」「海底磁気探査・電気探査機器の開発」をはじめ、これらの機器を用いて、大型船が侵入できない沿岸域での活断層や、新たな熱水鉱床を探すための調査研究をしています。 |
主な担当授業科目 | 資源エネルギー探査法、資源開発学実験、地学・一般地学 |
所属学会 | 地震学会、物理探査学会、火山学会、海洋理工学会 |
研究室について | 研究室では、駿河湾、南海トラフの海域調査他、陸上の観測も行っています。 |
主な卒論のテーマ | 「駿河湾周辺域における地震活動と地下構造探査」、他 |
受験生へのメッセージ | 2011年に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、日本の将来エネルギー確保が急務となりました。 日本沿岸にはメタンハイドレートをはじめとするまだ未開発のエネルギー資源がたくさん眠っています。 また、地球温暖化の原因となる二酸化炭素対策も必要です。これらを解決する鍵はすべて海洋にあります。 人類の将来のためにも海洋開発を担うたくさんの若者が必要です。 |