教員紹介
西川 淳 (にしかわ じゅん) 教授・博士(農学) |
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専門分野 | プランクトン学 |
研究テーマ・研究課題 | 多種多様なプランクトンの不思議な生態やそれらの海洋における役割を研究しています。 |
研究内容 | クラゲなどゼラチン質動物プランクトンの生活史、プランクトンの多様性と群集構造、放射性物質の海洋低次食物網への移行過程などについて、 東南アジア諸国から駿河湾まで様々な海域を対象として、フィールド研究を行っています。 |
担当授業科目 | プランクトン学、沿岸生態調査実習、海洋生物学実験、海洋生物学入門ゼミナール、浮遊生物学特論 |
所属学会 | 日本海洋学会、日本プランクトン学会、Association of the Science of Limnology and Oceanography |
主な論文・著書 | ・「Jellyfish fisheries in northern Vietnam. Plankton and Benthos Reserch 3(4):227-234.doi:10.3800/pbr.3.227. 2008年」Jun Nishikawa 他 ・「Distribution and community structure of euphausiids in the Southern Ocean along the 140゜E meridian during the austral summer 2001/2002. Deep-Sea Research Ⅱ57:559-564. doi:10.1016/j.dsr2.2009.10.006.2010年」Jun Nishikawa 他 ・「Fukushima-derived radionuclides in the ocean and biota off Japan. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(PNAS) 109(16): 5984-5988, doi:10.1073/pnas. 1120794109.2012年」Ken O. Buesseler 他 ・被囊動物亜門タリア網.「日本産海洋プランクトン検索図鑑」(東海大学出版会)千原光雄・村野正昭編 p1351-1392, p1525-1528 1997年 |
研究室について | プランクトンをはじめとする多くの海洋生物研究は自分ひとりでは出来ません。 大勢の人や設備を利用して行います。 当研究室では、フィールドで積極的に体を動かせるひと、好奇心を持ち自分で考えてものごとを実行できるひと、研究を支えてくれる多くの人々への感謝の気持ちを忘れないひとの育成を目指しています。 また、国際感覚を身につけるために、通常のゼミとは別に英語力を高めるゼミや映画・芸術を鑑賞するゼミなどを行っています。 「楽しんで学び、研究する」ことをモットーとしています。 |
主な卒論のテーマ | 「伊豆・小笠原海域における動物プランクトンの種多様性と群集構造」、「駿河湾における大型動物プランクトンの生活史」、 「福島第一原子力発電所由来の放射性物質の海洋低次食段階への移行過程」、「東南アジアにおける食用大型クラゲ類の生態学」 |
受験生へのメッセージ | 東海大学は、教育や研究のための船を所有する日本で数少ない大学です。 海洋生物のことを真剣に学びたいなら、海洋生物学科はきっと満足できる場所のひとつです。 小笠原への実習航海など、ここでしか経験できないことがたくさんあります。 大学の4年間でたくさんの貴重な経験をし、友達を作り、そして海洋生物についてどんどん学んでみましょう。 ひとつのことを集中して思索する時間というのは、なにごとにも換えがたい幸せな時間であり、その人にとって貴重な経験を与えてくれます。 海洋生物学を通して、人間として大きく成長しましょう。 私はそのための手伝いを全力でさせていただきます。 |
研究室ブログ | 「Cafe Plankton」https://www.facebook.com/cafeplankton |