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2021.03.09
「イルカと話す日」はもうすぐ?
村山研では飼育下の海獣類を対象として、感覚、行動、知能に関するさまざまな研究をしています。そのなかのひとつがシロイルカにおける人工言語の研究です。
これまで鴨川シーワールドの「ナック」という個体を相手に、ことばを教える実験とヒトのことばをしゃべらせる実験を行ってきました。ナックはこれまで記号や鳴音で「名詞」を覚えましたが、その覚え方はヒトがことばを覚えるのと同じであることがわかっています。
現在、次の段階として「動詞」を教える実験を行っていますが、名詞(目的語)と他動詞を組み合わせた「文」の理解をめざしています(胸ビレで一生懸命タッチしているのわかりますか?)。もし「文」が理解できれば会話に一歩近づくことができるわけです。
「イルカと話す日」はもうすぐ?
※村山研では学生が主体となってブログを開設しています。もしよければご覧ください。
「海獣研究室。」
(村山司 教授)