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2021.02.05

清水港のイルカたち

 清水港には2020年9月以降、6個体と推定されるミナミハンドウイルカ(ミナミバンドウイルカ)が住み着いています。ミナミハンドウイルカは日本では伊豆諸島の御蔵島、小笠原、奄美などにまとまった頭数の個体群が分布しています。本州の沿岸でも少数個体の群れが時々目撃され、富山湾では長期間定着している群れもあります。清水港のイルカ達がいつまで滞在するのか予想は出来ませんが、今のところ駿河湾の鯨類の調査に出かける度に見かけます。
 一般的にイルカ類は背鰭の形や傷跡などを手がかりとして個体を識別することが出来ます。調査で見つける度に写真を撮り、個体識別用のカタログを作っています。この写真は6個体のうちの4個体の背鰭の写真です。よく見ると背鰭の形や傷跡、縁にある欠損が個体により違います。このような特徴をもとにいつも同じ個体がそろっているか、新しく加入した個体はいないかなどを調べていくことが出来ます。また、他の生息地で作られたカタログと比較して同じ個体が移動してきたかどうかを調べることも出来ます。今後、清水港のイルカたちの出自やこれからの動向を調べていく予定です。(大泉宏 教授)

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