HOME > 海洋文明学科 > 教員紹介

教員紹介

小野 林太郎

小野 林太郎 (おの りんたろう)



准教授・博士(地球研究)

 

専門分野 海洋考古学、オセアニア・東南アジア地域研究、民族考古学
研究テーマ・研究課題 アジア・オセアニア海域における人類の移住や資源利用史の再構築、水中文化遺産の分布調査と保全化
研究内容  海洋考古学、ならびに東南アジア・オセアニアを中心とする海域世界の地域研究を専門としています。このうち東南アジアにおいてはインドネシアのセレベス海域やマルク諸島で発掘や民族調査、オセアニアにおいてはミクロネシアやポリネシアの 島々で発掘や民族調査を実施し、人類による海洋資源の利用史や沿岸環境の変遷史を検討しています。さらに海洋考古学からのアプローチとして、日本の沿岸域、とくに伊豆半島や沖縄の石垣島や竹富島をフィールドとして海底遺跡の調査に取り組んでいる他、 沖縄では、現代の人々による海洋資源の利用や海洋文化に関わる調査も行っています。このように広い視野、多様なアプローチから海と人の歴史や文化について研究しています。

担当授業科目 海洋考古学、海域文化史、人類学
所属学会 オセアニア学会、東南アジア学会、東南アジア考古学会、日本人類学会、日本文化人類学会、考古学研究会、日本生態人類学会、世界動物考古学協会
主な論文・著書 ・『海域世界の地域研究:海民と漁撈の民族考古学』京都大学学術出版会、2011年
  ・Sue O'Connor, Ono Rintaro, and Chris Clarkson, 2011, Pelagic Fishing at 42,000 Years Before the Present and the Maritime Skills of Modern Humans. Science 334: 1117-1121
・「サンゴ礁漁撈の民族考古学―ボルネオ島サマによるサンゴ礁漁撈の定量データ分析を通して」『考古学研究』55(4):75-94.2009
研究室について 私の研究室は海の人類史を大きな視点として、東南アジアやオセアニア海域世界での考古学調査や民族調査、あるいは静岡の伊豆半島や沖縄の八重山諸島をフィールドとした水中考古学調査への参加や実施を目標に、フィールド技術や遺物整理の技術、関係論文の読解等を勉強していきます。 そして最終的には上記のフィールド調査に参加し、学生が「現場で学ぶ」ことをモットーとしています。新たな知の発見は、何よりも自分の足で歩いたフィールド、現場でこそ生まれるからです。
主な卒論のテーマ 「日本における釣り文化と発展」、「近世捕鯨の発展と衰退:技術史の視点から」、「トビウオと日本人」、「アウトリガーカヌーと現代における挑戦」、 「日本の沈船・海底遺跡とその現状」、「近世期における伊豆石の利用と流通」等
受験生へのメッセージ 考古学、とくに海洋考古学に興味のある方、東南アジアやオセアニア、沖縄といった海域世界の文化や歴史に興味のある方、ぜひ海の視点「海域世界」という視点から日本や世界を捉え直してみませんか。 国家という枠組みが崩れつつある現代こそ、改めて「海域世界」という視点から日本や世界を再検討する必要があるはずです。一緒に海の世界へ踏み出しましょう。
コメント 釣り、魚骨の現生標本作り、水泳、テニスが趣味です。