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2021.02.26

卒業研究の実験に用いる野生魚と飼育魚(後編)

 一方、庄司研究室では、野生魚だけでなくいろいろな飼育魚(養殖魚)を用いた研究もおこなっています。よくご存じの方もおられると思いますが、市販されている様々な熱帯魚の中には、化学感覚(嗅覚や味覚等)がきわめて発達した種や逆に化学感覚よりも他の感覚器(例えば電気感覚)を発達させた種、目を退化させてしまった種など、興味深い種が多くいます。
 本年度は、ピラニア・ナッテリーの幼魚(写真8)とミゾレチョウチョウウオ(写真9)を使った行動実験をおこないました。ピラニア類の胃内容物から植物由来のものが多く見つかるという報告があるため、ピラニア・ナッテリーが水草の匂いに対してどのような行動を示すのかについて調べ、人工餌料で飼育するのが難しいチョウチョウウオ類の好む匂い・味(摂餌促進物質)の検索を目的としてミゾレチョウチョウウオの嗅覚行動の観察をおこないました。
 ところで、海洋生物学科の学生には“魚類の飼育マニア”が多くいて、卒業研究や大学院での研究にその経験を生かす人も珍しくありません。また、海洋学部には魚類の生態観察や飼育をおこなうサークルが2つあって活発に活動しています。薬学部出身でこういったことが得意とは言えない庄司は、“魚類の飼育マニア”のヒト(写真9)たちに大いに助けられております。

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