保健体育部門
海洋学部は、「海洋の自然と文明を融合した学際的視野を持った人材の育成」、 「海を探求し、海の保全と海の有効利用を目指す行動的国際人の育成」を教育 目標としています。体育部門では、この目標に寄与するために、身体的活動を通して 海を多角的に見る能力と、海に接しながら自らの体験と知識や技術の習得を通じて、 様々な状況に対しての自己の安全確保や周囲に対する状況判断が的確にできる能力を身に つけさせます。また、健康・体力の保持増進を図るための能力を養い、好ましい人間関係や や快適な行動を認識させ、スポーツ活動の生活化と将来の人生をより豊かにできるような ライフスタイルの基礎を確立させます。
授業科目
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生涯スポーツ理論実習
生涯を通じて活力あるライフスタイルを形成するための理論と実践能力を学習する。また、健康・体力面だけでなく、仲間とともに身体活動を体験することで、「友達づくり」や「仲間との信頼関係づくり」をねらいとする。
具体的には、生涯を通じたスポーツライフスタイルの獲得に重点を置き、スポーツの持つ「おもしろさ」などを学び、ライフステージに応じたスポーツの楽しみ方と実践能力を習得する。
健康・フィットネス理論実習
生涯を通じて活力あるライフスタイルを形成するための理論と実践能力を学習する。また、健康・体力面だけでなく、仲間とともに身体活動を体験することで、「友達づくり」や「仲間との信頼関係づくり」をねらいとする。具体的には、健康的な生活習慣を身につけることに重点を置き、健康に関する理解を深めるとともに、自己の体力に応じたフィットネスの実践能力を習得する。
健康・スポーツ概論A
近年、スポーツ科学の発達はスポーツパフォーマンスの向上に多大なる影響を及ぼしている。本講義では、スポーツを「科学する」ということの意義からスタートし、スポーツバイオメカニクスやスポーツ生理学、あるいはスポーツ心理学などの様々な視点からアプローチを試みながら、スポーツを科学的視点から捉えることが出来るようにすることを目標とする。
健康・スポーツ概論B
スポーツの楽しさは、「するスポーツ」だけでなく「見るスポーツ」によっても獲得することができると考える。本講義では、「するスポーツ」とは異なった観点からスポーツを見る技術はもちろんのこと、スポーツを見る側の行動分析や見せる側(スポーツ番組の制作側)の意図等を学ぶことで「見るスポーツ」の技術・能力を学習することを目標とする。
健康・スポーツ概論C
スポーツは一般的に文化として捉えられている。今日のスポーツを取り巻く環境は、スポーツを「すること」は当然のこと、「見ること」、「聞くこと」、「読むこと」にまで広がりを見せている。本講義では、スポーツが多様化した今日、スポーツを文化として捉え、スポーツの歴史的背景や社会的役割(意義)を学習し、スポーツの文化的側面を理解することを目標とする。
健康・スポーツ概論D
健康とは精神的要素と身体的要素の2つに大きく分けることができ、身体的・精神的、両要素が健全であって初めて健康といえる。本講義では、「健康」に着目し、科学的にその意義と維持・増進するための方法を論じる。ライフステージに応じて、健康な生活を営むための身体適応能力および内的活力を身につける方法を、特に身体活動による影響を中心として、理論的に習得することを目標とする。
健康・スポーツ概論E
現代社会において、「豊か」で「ゆとり」ある生活を望む人が増え、レジャー、レクリエーション、遊び(プレイ)などが現代人の生活の一部分となっている。
本講義では、レジャー、レクリエーションの歴史的背景やコンセプト、健康・福祉政策など現代社会との関わりについて学習し、体育・スポーツと関連させながら、レジャー、レクリエーションの基礎的知識を習得することを目標とする。
健康・スポーツ概論F
現代社会において、スポーツは健康で豊かな生活を送るために重要な役割を担っていると考えられる。身体トレーニングに関する知識は、運動やスポーツを安全かつ効果的に実施するために不可欠であるといえる。本講義では、身体トレーニングに関する理論を科学的知見に基づきながら学習し、実践的な運動処方の知識を習得することを目標とする。
スポーツ1234
自己学修科目における体育科目は、健康や体力に関する正しい知識を学び、身体活動を日常生活の中に取り入れていく意識を高めることをねらいとする。スポーツに関する科目では、様々なスポーツ関連種目を通して、スポーツの「楽しさ」「面白さ」を理論と実践から学ぶ。
種目:サッカー、ゴルフ、バスケットボール、バレーボール、卓球、バドミントン、テニス、ハンドボール、ソフトボール
スポーツ1では初級レベルの知識や技能を修得する。
スポーツ2では中級レベルの知識や技能を修得する。
スポーツ3では上級レベルの知識や技能を修得する。
スポーツ4では指導者としての知識や技能を修得する。
フィットネス1234
自己学修科目における体育科目は、健康や体力に関する正しい知識を学び、身体活動を日常生活の中に取り入れていく意識を高めることをねらいとする。フィットネスに関する科目では、様々なフィットネス関連種目を通して、自らの体を効果的にコントロールする能力を理論と実践から学ぶ。
種目:ダイエット・エクササイズ、トレーニング、ダンス、スイミング、ニュースポーツ
フィットネス1では初級レベルの知識や技能を修得する。
フィットネス2では中級レベルの知識や技能を修得する。
フィットネス3では上級レベルの知識や技能を修得する。
フィットネス4では指導者としての知識や技能を修得する。
武道1234
自己学修科目における体育科目は、健康や体力に関する正しい知識を学び、身体活動を日常生活の中に取り入れていく意識を高めることをねらいとする。
武道に関する科目では、武道関連種目を通して、日本の伝統文化である武道の「精神」や「技術」を理論と実践をから学ぶ。
種目:剣道
武道1では初級レベルの知識や技能を修得する。
武道2では中級レベルの知識や技能を修得する。
武道3では上級レベルの知識や技能を修得する。
武道4では指導者としての知識や技能を修得する。
アウトドアスポーツ1234
自己学修科目における体育科目は、健康や体力に関する正しい知識を学び、身体活動を日常生活の中に取り入れていく意識を高めることをねらいとする。アウトドアスポーツ関連科目は、自然の中で体を動かすことの「楽しさ」、「自然の大切さ」を理論と実践を通して学ぶ。授業は、サマーセッション、ウィンターセッションにおいて学外で行う。
種目:
サマーセッション:はじめてのダイビング、アドバンス・ダイビング、初めてのサーフィン、サーフィン、カヌー、ゴルフ、キャンプ、フィッシング、セーリング
ウィンターセッション:スキー
アウトドアスポーツ1では初級レベルの知識や技能を修得する。
アウトドアスポーツ2では中級レベルの知識や技能を修得する。
アウトドアスポーツ3では上級レベルの知識や技能を修得する。
アウトドアスポーツ4では指導者としての知識や技能を修得する。
海外アウトドアスポーツ12
自己学修科目における体育科目は、健康や体力に関する正しい知識を学び、身体活動を日常生活の中に取り入れていく意識を高めることをねらいとする。海外アウトドアスポーツは、サマーセッションにマリンスポーツ(ハワイ)、ウィンターセッションにスキー(オーストリア)を開講する。海外の大自然を相手にスポーツの知識や技能を修得し、さらに、国際性を身につけることができる。
海外アウトドアスポーツ1は、基礎レベルの授業である。
海外アウトドアスポーツ2は、応用レベルの授業である。
健康・スポーツ相談室
「あなたは、今健康ですか」の問いに、海洋学部の学生のほとんどが、 「一応健康かな」と答えるのではないでしょうか。これは、とりあえず 「日常生活に支障のない状態」と判断している表れで、 健康に対して消極的なとらえ方なのです。 一方、キャンパスを歩いて移動したり、階段を何階も昇ったりするときに、 息切れする人もいると思います。中には、授業に遅れまいと 猛スピードで教室までダッシュしたときに急に胸が締めつけられるような 痛みを覚えた人もいると思います。また、授業や友人関係でのストレスや 日常生活での倦怠感を感じている人もいると思います。このような状況は、 健康度の低い状態と言えます。健康とは、ただ疾病や病弱を示すものではなく 「肉体的、精神的、社会的に完全に良好な状態」のことです。 健康づくりには、健康的なからだづくり(体育・スポーツ)が不可欠であり、 ひいては精神的(こころ)効用をもたらします。疲れやすさや倦怠感が軽減したり、 ストレスに強くなったりするのは、その良い例と言えます。 諸君たちの学生生活をより充実させるためにも、将来豊かなライフスタイル を確立させるためにも健康でなければなりません。 『健康・スポーツ相談室』は、諸君たちの「健康づくり」を支援します。 また①スポーツ競技力向上に関すること、②レジャー・レクレーションに関すること 、③リハビリに関すること、④体育授業全般に関すること、などについても支援します。 気軽に来室して下さい。
- 相談室:8146研究室及び体育館体育教員室
- 相談員:体育教員及び必要に応じて健康管理センタースタッフ
- 開設時間:月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで
教員紹介
村山 勝 准教授
むらやま まさる
研究室 8146
これまでの日本におけるスポーツ振興政策の現状・課題を踏まえて生涯にわたり、スポーツとどのようにかかわりを持つかという「スポーツライフモデル」の構築について海洋スポーツを中心に研究しています。
加藤 譲 准教授
かとう じょう
研究室 8147
専門は、各年代におけるサッカーの競技力向上のコーチング法と大学授業のサッカーの教材の開発です。また、生涯スポーツ実践者を多く輩出するためのコーチング法を実践しております。